鷹宮のブログ

漫画を描いたり日記を書いたりします

夢をメモしたやつ 10月10日

私は一般成人女性!焼き鳥屋に一人で入ったよ!

そこでお手洗いを借りていると謎の男に襲われそうになる!

私が必死になって逃げようとすると手を引っ張られた。

もうダメだ!そう思って声を出そうとしたが、何もしてこない。どころか顔を上げると心配そうな瞳が目に入った。

「大丈夫とはまだ言い切れないけど、とりあえず店長に連絡しといたし...」

小さな声で告げてくる彼は、エプロンに名札が付いており。そこには『アルバイト』の文字が書かれていた。


店長さんにお詫びの言葉と食券をちょっと貰ったり、警察に事情聴取を受けたりすると夜が更けていた。

家に帰ろうとするとアルバイトくんが自転車を引いて待っていた。

「送ります。」

「いや、いいですよ。」

押し問答はしばらく続いたが、結局私は送ってもらうことになった。

彼の話を聞いた。

小説家を目指しているとか、趣味の話。

私も趣味の話をした。ゲームが好きだと言うとおすすめのゲームを教えてくれた。


焼き鳥屋に行くたびに彼が送ってくれた。

それは店長の気遣いだったのだろうかと思った。

「美味しいから来てるだけなので申し訳ないなあ」なんて私が言うとアルバイトくんは笑った。

「ここで2年バイトしてるから自由がきくんです。俺が勝手に送ってるだけなんですよ。」

驚いた。


それからも何度も彼との交流は続いた。

結果的に言うと私が彼にポロッと「あ、そういえば君のこと好きなんだけどさ。」と言い、焼き鳥屋に居た人達や店長が盛り上がってアルバイトくんも顔を真っ赤にして頷いたことから交際が始まった。


幸せな日々であった。

「やりたい事がいっぱいあるからお金を貯めている」だとか「小説で小さい賞を取ったんだ」だとか。

彼の事にもっと近づけて嬉しい感じだった。

「左手出して」と言われて疑問に思っていると左手の指の太さをおもむろに測られたのがマジでよくわからなかった。

目の前でしないでしょそう言う事。


一瞬でそれは崩れ去った。

工事現場に積まれていたものに押しつぶされて死んだのだと聞いた。即死だったと。

一緒に出かける約束をしていたのにいつまで経っても来ないから心配していたら、彼の妹から電話が入ったのだ。

私は呆然として、喪服で彼を見送った。

数日動けなかった。

数日後、彼の妹が「お兄ちゃんがあなたにって。」と指輪を渡してきた。

小さな箱は歪んでいたらしいが、中身は無事だったと彼女は告げた。

私はそれを彼が測っていた指にはめる。

ピッタリとあう指輪に涙がボロボロと溢れてきた。


その日から私は立ち上がった。

どこを見ても彼との思い出が思い浮かぶ。

彼の好きなゲームキャラのグッズが出てる。

彼が生前応募した小説はまた賞を取っていた。

私は焼き鳥屋に向かう。

店長は私を見て涙を溜めた目をこすった。

「いらっしゃいませ。」

「バイトさせてください。」

店長は目をパチクリさせた。どうして?と言う顔であった。

「彼が生前やり残したこと全部やるんで。」

「それじゃあ、あなたのやりたいことは出来ないでしょう。」

「いいえ、私はやりたい事ないんです。彼のやりたい事を全部手伝うって思ってたんで。」

私がそういうと店長は私を抱きしめた。

ボロボロと泣いていた。

私もボロボロ涙が出た。

愛おしい人を亡くしたのだ。


ぎゅっと目を閉じて開けると布団の上だった。

なぜか涙が目を伝って落ちる。

全部夢だったのに嫌に現実的であった。

夢をメモしたやつ 10月6日

私の名前は鷹宮悠くん!

なんか知らんけど悪いやつの本拠地に裏口、窓から仲間たちとうまく侵入に成功した!

しかしそれは罠であった!私達はすぐに捕まってしまう!

だがスパイで先に侵入していた男(以降スパイ君と書く)にどうにかしてもらい形勢逆転!

女性陣が多い我がチームは、なんと物理攻撃でめでたく悪いやつを警察に突き出すことに成功!

これにはボスの愛犬のずんだもちも満足顔!

各々の目的を果たした仲間は各々帰っていく。まあ雇われの身なので一旦解散、というところである。


私もホッとしたところ、謎の女に腕を組まれてしまう。

「さっきの見てました❤️とってもす・て・き❤️好きになっちゃいましたわ。」

「ごめんなさい」

彼女の手を振り払うもすぐに握られてしまう。

他の仲間達は助けようとしてくれるがなかなかに難しそうだ。

私は大きな声で「スパイ君!!」と呼んだ。

彼だけは異性で同世代だったのだ。スパイ君は後始末をしていた手を止めて振り返る。

謎の女もそっちを見ていた。

私は「あれ、私の彼氏!」と叫ぶ。女の手が緩んだ。

「ずんだもち!!」

私はボスの犬の名前を呼び、エレベーターまで走った。

ずんだもちは小さいプードルなので守らなくてはいけないのだ。私の仕事はずんだもちを奪還することであった。

一方、濡れ衣を着せられたスパイ君も持ち前の俊敏さで逃げてきた。

「こっちに逃げるな!」「お前こそ変なのに捕まるな!」

などと言い争っていたらエレベーター前で謎の女に捕まってしまった。


私は今到着したばかりのエレベーターに無理矢理女を詰め込む。女が『開く』ボタンを押して開ける間にきた隣のエレベーターに駆け込み必死で『閉まる』ボタンを押した。


1階。ここまできたら安心だろう...と思っていたがすぐに女は降りてきた。

私は植物売り場コーナーへ駆け込み、身を隠す。

スパイ君はいつの間にかいなくなっていた。

女は私を探しているようだった。

ずんだもちも私を探していた。

先に私を見つけたのはずんだもち。ずんだもちの「わん!」と鳴く声で私は女に見つかってしまう。

私はずんだもちを抱える。逃げの体制である。

女の手がこちらに迫って目を閉じる。不意に足場がなくなる。

いや、後ろに引かれた。

目を開けるとロープで吊り下げられていた。

スルスルと上階に上がっていく。

上を見るとまあ明らかにブチギレた顔のスパイくんがいた。

スパイ君は「きた道と同じ道で帰るぞ」と森を指さした。トホホ、と私は窓から飛び降りた。


おはよう

夢をメモしたやつ 9月28日

男友達(架空の人物)とバスに乗っている。(後ろの方)

道が混んでいて「わー混んでるね〜」とか話してたら左横の男がソワソワし始める。

乗客は私と友達とその男の3人だけ。

友達は私の右横で窓の外見てはしゃいでいた。私は体調が悪いのかと思って思い切って声をかけた。

「えっ?大丈夫ですか...?」

「あの、ライブに遅れちゃうんです...」

悲しそうな声で男が言った。

フードを目深に被っているが彼の顔を見て気づいた。

『幼馴染(現実の人物)の好きなアイドル(架空の人物)だ!!!』

そういえば今日の昼からライブとかで私達が降りるバス停の3つ先くらいのとこにライブ会場があるはずである。

ぶっちゃけモタモタしてたら間に合わない。何でお前1人で別行動したんだ!?

泣きそうな顔をするな!!

「運転手さん!私らが降りるバス停飛ばしてライブの会場まで行ってもらえませんか?」

「終点間近だしいいよ✌️」


そうして無事時間ギリギリまでにアイドルを送り届けることができた。

アイドルの子は「ありがとうございます!」と何度もお礼を言ってくれた。

「何かお礼がしたい....ライブ見て行きますか?」とも言ってくれた。

私は『ここでサイン欲しいって言ったら迷惑だろうな。快く請け負ってくれそうではあるけど』とか思いながら、「いや、チケット当ててないから行けないわ。ごめんね。」と言って別れた。

アイドルは八重歯がキュートな泣きぼくろの男だった。APPがおそらく18ある。幼馴染が好きになる理由がわかった気がした。

私の好みの顔ではないなって思った。性格を知ったので推そうとも思った。


友達は「よかったの?」と聞いてきた。

「わたしの我儘に付き合ってくれてありがと」と私は言った。

「いや、アイドルにサインとか。」

「迷惑でしょ!さあ帰ろう!」

なんて言って笑いながら友達の背中を押した。

衝撃が走る!

細い。

圧倒的に腰が細いのだ!!!

私は背中から腰に手をつつつ...とおろしてガッシリ掴んだ。

「何?」と怪訝そうな声が聞こえた。

いやまじで、何?骨格や筋肉の付き方がめちゃくちゃ完璧。

ここで私はこれが夢だと気づいた。腰をガッシリ掴んで怪訝そうな顔で済ます知り合いがいないからである。

そして友達(架空の人物)の顔をよく見た。

APPが16くらいある黒髪褐色三白眼の男だった。

黒髪褐色三白眼の男の腰を掴んでいる状態に困惑した。彼も困惑していた。彼の紺色の服がシワになる。

少し上に手をずらす。

夢だと気づいてもなんか手が離せなかった。筋肉の感触がある。

ここで目が覚めたけど、え? たしかに目が覚めてもその感覚が手に残っていた。

私は手をワキワキしてからこの文章を打っている。